◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
感情があふれて境目があいまいな状態の象徴。豊かな湿原は創造性や癒やし、足を取られる湿地は迷いや停滞への注意とされる。
心理学から見ると
水と陸の境があいまいな湿地は、心理学的には理性と感情、意識と無意識が混じり合った状態を映すと読めます。はっきり決められない問題を抱えているときや、気持ちが整理しきれないまま日々が進んでいるときに現れやすい景色とも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の古い呼び名「葦原中国(あしはらのなかつくに)」は、神話で地上の世界を指し、葦の茂る湿地のイメージと重なっています。湿地は多くの生き物を育む豊かな場所である一方、足を取られやすい危うい場所として、各地で沼の主の伝説も語られてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、湿地の夢は「足元」を見てください。木道の上を歩いていたなら、揺れる感情の中でも自分を支える足場がある状態。ぬかるみに足を取られたなら、感情に巻き込まれて身動きが取れなくなっているサイン。湿原に花が咲き、鳥が飛んでいたなら、あいまいさの中にこそ豊かなものが育つ時期です。
当サイトの見方:もう一歩深く
湿地は、渡り鳥が長い旅の途中で羽を休め、餌をとる大切な中継地にもなっています。1971年にはイランのラムサールで湿地を守るための国際的な条約が結ばれ、日本でも釧路湿原をはじめ多くの湿地が登録されています。かつては使い道のない土地と見られることもあった湿地が、今では命をつなぐ場所として大切にされているのです。当サイトの見方では、湿地の夢を見る人は、人生の大きな移動の途中で、いったん立ち止まって休む場所を必要としているのかもしれません。夢の中で何を見聞きしたかが手がかりです。渡り鳥の群れが降り立つ姿を見ていたなら、次へ向かう前の休息を自分に許してよいという知らせ。深い霧に包まれて先が見えなかったなら、行き先を決めかねたまま、時間だけが過ぎていく焦りの表れでしょう。カエルや虫の声が満ちていたなら、目立たないところで新しいものが静かに育っている時期です。これは推察ですが、湿地を前にして懐かしさを覚えたなら、整理しきれない感情も含めて自分を受け入れる準備ができていると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
決めかねていることを一つ選び、「今は決めない」と期限だけ決めてみてください。あいまいさに枠を作るだけで、足元が安定します。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 湿地の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。感情があふれて境目があいまいな状態の象徴。豊かな湿原は創造性や癒やし、足を取られる湿地は迷いや停滞への注意とされる。
Q. 湿地の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 湿地の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 決めかねていることを一つ選び、「今は決めない」と期限だけ決めてみてください。あいまいさに枠を作るだけで、足元が安定します。
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