◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
安心感や保護、甘えたい気持ちの象徴。優しい母は心の安定、怒る母は自分への戒めを表すとされる。
心理学から見ると
母親の夢は、守られたい気持ちと、その手から離れたい気持ちの間で揺れる心を映すと読めます。台所で料理をする母の後ろ姿を見ていたなら、日常の安心を求めている状態。母に何かを打ち明けようとして言葉が出なかった夢は、身近な人に本音を言えずにいる表れです。亡くなった母が現れたなら、その人がくれた安心感を、今の自分が必要としているのだとも考えられます。
言い伝えと歴史
鬼子母神は、もとは人の子をさらって食べる鬼女でしたが、釈迦に自分の子を隠されて子を失う親の嘆きを知り、子どもと安産を守る神になったと伝えられます。母の愛が恐ろしさと守りの両面を持つことを語る話です。山姥の伝承にも、人を食う恐ろしさと、子を育て福をもたらす母の顔が重なっています。夢占いでは、笑顔の母は心の充足、口論する母は自立への一歩とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、母親の夢で見るべきは「母が何を差し出していたか」です。温かいご飯や毛布を差し出していたなら、あなたは今、心の栄養が足りていない。何も持たずただこちらを見つめていたなら、あなたが母から受け取れなかったもの、あるいは返しそびれたものが心に残っています。鬼子母神の話のように、母という存在は深い愛と恐れを同時に抱えています。そのどちらが夢に出たかが、今のあなたの心の飢えを語ります。
当サイトの見方:もう一歩深く
母親の夢では、母がいつの頃の姿で現れたかが大きな手がかりになります。アルバムでしか見たことのない若い頃の母なら、あなたは母を「自分の親」ではなく、一人の人間として知りたくなっているのかもしれません。自分が子どもの頃の母なら、守られていた時代への懐かしさ。現実より年老いた母だったなら、親が年を取っていくことへの、まだ言葉にならない心配が表れています。当サイトの見方では、母親の夢をよく見るのは、自分が親になったとき、親元を離れたとき、母と同じ年齢に近づいたときなど、立場が入れ替わり始める時期です。かつて母がしてくれたことの重さに、遅れて気づくタイミングとも言えます。これは推察ですが、夢の中で母に名前を呼ばれて目が覚めたなら、それは朝に起こしてくれた昔の声の記憶であり、立ち止まっている自分を、心がそっと起こそうとしているのでしょう。母との関係が複雑な人にとっても、夢は答えを急がせず、気持ちを整理する場所になってくれると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
母親や、母のように自分を支えてくれた人に、短い連絡を入れてみてください。それが難しい場合は、今日一食だけ手間をかけた温かい食事を自分のために用意しましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 仲良くしている……関係の安定、または仲良くしたい願い
- ケンカ・別れ……逆夢として、かえって絆が深まる兆しと読まれることが多い
- ▲注意 相手が知らない顔をする……その人との距離や、自分の自信のなさを映す
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 母親の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。安心感や保護、甘えたい気持ちの象徴。優しい母は心の安定、怒る母は自分への戒めを表すとされる。
Q. 母親の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 母親の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 母親や、母のように自分を支えてくれた人に、短い連絡を入れてみてください。それが難しい場合は、今日一食だけ手間をかけた温かい食事を自分のために用意しましょう。
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